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  1. 天理市議会 1995-12-01
    12月19日-03号


    取得元: 天理市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    平成 7年 12月 定例会(第4回)      平成七年 第四回天理市議会定例会会議録(第三号)---------------------------------------  平成七年十二月十九日(火曜日)---------------------------------------議事日程(第三号)                  平成七年十二月十九日 午前九時三十分 開会一 日程  日程第一 一般質問  日程第二 議案第五十八号 天理市青少年補導センター条例の一部改正について(文教民生委員長報告)  日程第三 議案第五十一号 平成七年度天理市国民健康保険事業勘定特別会計補正予算(第二号)  〃  〃 議案第五十三号 平成七年度天理市立病院事業会計補正予算(第一号)(市民経済委員長報告)  日程第四 議案第五十二号 平成七年度天理市大和都市計画下水道事業特別会計補正予算(第二号)  〃  〃 議案第五十四号 平成七年度天理市水道事業会計補正予算(第一号)  〃  〃 議案第五十五号 平成七年度天理市ガス事業会計補正予算(第一号)  〃  〃 議案第五十九号 天理市道路線の認定、変更及び廃止について  〃  〃 議案第六十号 福祉ゾーン世代交流広場(Bゾーン)整備工事(第二期工事)請負契約について(建設水道委員長報告)  日程第五 議案第五十号 平成七年度天理市一般会計補正予算(第四号)  〃  〃 議案第五十六号 天理市認可地縁団体印鑑条例の制定について  〃  〃 議案第五十七号 天理市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について(総務財政委員長報告)  日程第六 認定案第四号 平成六年度天理市一般会計決算認定について  〃  〃 認定案第五号 平成六年度天理市国民健康保険事業勘定特別会計決算認定について  〃  〃 認定案第六号 平成六年度天理市老人保健特別会計決算認定について  〃  〃 認定案第七号 平成六年度天理市大和都市計画下水道事業特別会計決算認定について  〃  〃 認定案第八号 平成六年度天理市生活資金貸付金特別会計決算認定について  〃  〃 認定案第九号 平成六年度天理市住宅新築資金等貸付金特別会計決算認定について  〃  〃 認定案第十号 平成六年度天理市公共用地取得事業特別会計決算認定について(決算特別委員長報告)  日程第七 請願第二号 学童保育に関する請願書(文教民生委員長報告)---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(二十名)                  一番    吉井 猛君                  二番    畑 耕吉君                  三番    今西康世君                  四番    菅野 茂君                  五番    加藤信子君                  六番    平井 守君                  七番    岩田國夫君                  八番    西辻正美君                  九番    吉田 弘君                  十番    諸井英二君                 十一番    榎堀秀樹君                 十二番    岡田徳義君                 十三番    川端清次君                 十四番    西村孝信君                 十五番    北田利光君                 十六番    佐々岡典雅君                 十七番    菅野幸博君                 十八番    渡部文人君                 十九番    荻原文明君                 二十番    辻村 剛君---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------説明のための出席者               市長       市原文雄君               助役       中西定雄君               収入役      植田 保君               教育長      金澤 運君               水道ガス事業               管理者      西田直和君               教育委員会               委員長      筑瀬政治君               市長公室長    中嶋幸夫君               企画部長     中村和司君               総務部長     藤井一成君               市民経済部長   乾 博司君               福祉部長     上田 裕君               生活環境部長   奥田悦夫君               同和対策部長   杉原芳信君               都市建設部長   坂本清治君               市立病院               事務局長     菅野精良君               教育委員会               事務局長     山下一寅君               教育次長     城野良夫君               水道ガス局長   岡嶋芳彦君---------------------------------------議会事務局職員出席者               事務局長     大封武文               事務局次長    橋本武志               議事係長     藪内秀次               速記者      久保田祐子---------------------------------------                        午前九時五十分 開議 ○議長(岡田徳義君) 休会前に引き続き会議をいたします。--------------------------------------- ○議長(岡田徳義君) これより日程に入ります。 日程第一、一般質問を行います。 質問通告が来ておりますので、順次発言を許します。 十四番、西村孝信君。        〔十四番 西村孝信君 登壇〕 ◆十四番(西村孝信君) それでは議長のお許しを得ましたので、一般質問を行います。市長並びに関係各位にお尋ねいたします。 まず平成二年四月に策定の天理市総合計画が出されております。その中の第三章、二十一世紀の天理市のあるべき姿と方策という章があります。その一節には天理市の将来像、第二節に天理市の都市づくりフレームワーク、人口の目標があります。目標年次での人口を八万五千人としています。平成二年度の四月の人口は約六万五千人となっており、平成七年度の十月では約七万一千人となっております。五年間で増加した人口は約一万人となっております。 市長におかれましてはどのような施策をもってこられましたか。そして今後人口増加についてどのような計画をお持ちかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(岡田徳義君) 市長。        〔市長 市原文雄君 登壇〕 ◎市長(市原文雄君) 西村議員さんの御質問にお答えします。 議員御指摘のとおり平成二年に天理市の二十一世紀に向けての総合計画が策定をされたところでございます。その中で今後のあるべき天理市のあり方についていろいろと計画されております。また御指摘の都市づくりと人口との問題、フレームワークの問題につきましても設定をいたしておりまして、平成十二年度を目標年次として目標人口を八万五千人というふうに推定をしておるところでございます。これは過去の推移をもとに七万八千人という形で一応推定をいたしまして、これに諸施策による新たな人口を七千人というふうに見込みまして、トータル八万五千人と設定をしたところでございます。 平成七年の国勢調査、きょう新聞で発表されておるところでございますけれども、人口は七万四千人余りでございます。五年前から五千四百人ほど増えておるということでございます。 こうした人口増の原因は社会的増加のほかに、最近の経済情勢の中でも民間の住宅開発が進められておるということに増加の一因があるというふうにも思いますし、また議員各位の御協力の中で新しい天理市のまちづくり、文化も含めましたまちづくり等の進展の中で人口が徐々に増えてきておるかと思ったりもしておるわけでございますが、いずれにいたしましても本市の市街化区域にまだ多くの空閑地がございますので、これからも住宅開発が進むことと考えております。今後とも一層住みよいまちづくりの上に努力を重ねてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(岡田徳義君) 西村君。 ◆十四番(西村孝信君) 都市計置の問題について一点。天理市の市街化区域の面積は一千百三十三ヘクタールとなっており、全く開発のできない地域もあります。天理市は天理教とともに発展してきた歴史あるまちでございます。天理教の市街化区域の保有地域の面積は二百二十四ヘクタールとなっており、約一九・七七%となっております。これが悪いというのではありません。都市計画の線引きの問題でありますが、この二〇%の市街化区域を他の場所で確保するという予定はないのですか、市長。 ○議長(岡田徳義君) 市長。        〔市長 市原文雄君 登壇〕 ◎市長(市原文雄君) 都市計画市街化区域等の関係でございますが、議員御指摘のとおり天理教が約二〇%程度所有しておると、こういう状況でございます。これの割合というのが高いとか低いとかという議論がございますけれども、それはそれといたしまして今後ですね、市街化を進めるということによって市民の皆さんが全体的にそれの影響をですね、享受できるというような方向で、今後十二年ごろに見直しもございますので、それに向けて一層精査をしていきたいと。その場合やはり農業との関係もございますので地権者のですね、御理解と御協力を賜りながら、いかにして本市が発展するかという視点を持ちながらですね、見直しを進めてまいりたいと、このように考えておるところでございます。 ○議長(岡田徳義君) 西村君。 ◆十四番(西村孝信君) もう一点、都市計画道路のことについて。当市におきましては東西に国道二十五号線、名阪国道、市道百十一号北大路線、二十号線、天理王寺線、二十三号線と約五本の道路が東西に走っております。日々の交通停滞も緩和されておりますが、南北の道路につきましては国道二十四号線の日量台数約二万台、百六十九号線の国道におきましては日量台数約一万三千台と非常に過密状態になり、交通停滞日常茶飯事となっており、当市が計画されている天理橘線をどのようになさるのか。しないのなら南北に走る道路をどこに持っていかれるのかお答えお願いします、市長お願いします。 ○議長(岡田徳義君) 市長。        〔市長 市原文雄君 登壇〕 ◎市長(市原文雄君) 西村議員の再々質問、特に都市計画道路天理橘線にかかわる問題についてお答えしたいというふうに思います。 街路というものの重要性につきましては、もういまさら申し上げるまでもないので省略したいというふうに思いますので、御質問に対してその部分を具体的に申し上げたいというふうに思います。 本市は現在勾田櫟本線別所丹波市線豊田櫟本線、北大路線、天理王寺線の五つの路線を国の事業認可を受けて整備中でございます。また木堂萱生線につきましても県の施行により早期完成を目指して現在整備中でございます。議員御質問の天理橘線でございますけれども、昭和三十六年十二月に計画決定された延長六千九百六十メートルの南北線であります。このうち一部が長柄土地区画整備事業によりまして九百七十メートル整備済みで、現在供用をしておるところでございます。 本市には国道二十四号をはじめ百六十九号線と県道の環状線、通称橘街道という三本の南北幹線道路がありますけれども、これらいずれも交通渋滞が恒常的でありまして、これらの緩和を図るため国の方で国道二十四号のバイパス、あるいは本県を縦断する京奈和自動車道の整備が本格的に歩み出しております。早い時期の交通緩和が図られるものと大きく期待をしておるところでございます。しかし現状の県道環状線、すなわち橘街道の日々の交通渋滞を見ておりますと、天理橘線の早期整備が急務であるというふうには思います。しかし、先ほど申し上げましたように、現在の五つの路線の整備というものを先やりましてですね、それとの関係でこの天理橘街道の問題をできるだけ早い時期に解決すべく努力を積み上げていきたいというふうに考えておるところでございます。よろしく御理解のほどを賜りたいと、こう思います。 ○議長(岡田徳義君) 次に十九番、荻原文明君。        〔十九番 荻原文明君 登壇〕 ◆十九番(荻原文明君) それでは市長並びに関係各位にお尋ねいたします。 まず一般廃棄物処理事業のうち、一般廃棄物であるごみの減量化などについてお尋ねいたします。 一般家庭や企業から出される一般廃棄物は、収集方法によって減少した年もありますが、総量としては毎年増加し続けています。中間処理の段階で一九八六年には総合計で二万四千四百七十六トンが、九四年には三万五百五十一トンに二四・八%の増加、内訳は収集で二千六百七十二トンの一八・一%の増加、事業系と見られる持ち込みでは二千四百六十五トンの八〇・二%の増加です。こうした中で環境対策、資源の確保という問題からもごみの減量化対策が必要となり、本市でも九四年度では空き瓶回収牛乳パックの回収、生ごみ処理容器あるいは焼却炉の助成、集団資源回収助成を実施されてきました。このような量の増加とあわせて質の変化もプラスチック系ごみは燃やすとダイオキシンの発生原因ともなり、埋め立てでもほとんどが分解しないと言われています。ガリウム、ヒ素を含むハイテク電気製品の普及など、量と質の両面で問題となっています。それは使い捨て商品使い捨て容器、過剰包装で製造・流通コストを安くし消費生活を便利にということが横行し、家庭にごみを強いているのが現状です。 二番目には、処理が困難な製品や有害物質を含む製品を製造した大企業の回収処分に対する社会的な責任があいまいにされてきたことです。またすべてではないにしても、持ち込み量が収集量を大幅に上回って増加しているのは事業系のごみが増加していることを示しています。 三番目に、このように本来市町村、住民の段階だけでは根本的な解決策をとることができないにもかかわらず、国や大企業がその社会的な責任をあいまいにされている中で、ごみ対策の責任が主には市町村の財政負担と料金の値上げ、有料化に転嫁されてきたこのことに対策が遅れた主な原因があります。そして初めて今回企業責任を盛り込んだ製造・流通、収集の段階でそれぞれ分別収集と再商品化を導入したのがことし六月に成立した容器包装リサイクル法です。これは缶、瓶、紙容器、ペットボトル、段ボール、紙箱、その他のプラスチックが対象とされていますが、よく言われているまぜればごみ、分ければ資源と言われるそのもとで法第八条では、五年を一期とする市町村分別収集計画を三年ごとに来年六月十五日までに決めなければならないとしています。 この計画の導入に当たってはリサイクルセンターによる選別が必要になり、新たな設備が必要となります。また分別収集も現行よりももう少し細かな分別が必要となり、その際市民の協力と流通業者や商店の協力も不可欠となります。したがって現在部分的に実施されているリサイクルなどの対策を全市的に実施することが求められています。 厚生省は市町村の九〇%がこのリサイクルを導入すると一般廃棄物最終処分量は五五%減少するとしていますが、本市でも計画を作成することが求められています。導入に対してどのようにお考えかお尋ねいたします。 また九一年のリサイクル法、昨年七月の廃棄物処理法の改正で廃棄物減量等推進審議会の設置、廃棄物減量等推進委員の委嘱ができるとされ、一般廃棄物処理計画については告示が求められて、その中で二号で言っているように一般廃棄物の排出の抑制のための方策についてもそれぞれ告示で決めることが必要となっています。この点についてどのようにお考えかお尋ねいたします。特に処理計画については基本計画と年度ごとの実施計画が必要で排出抑制についてはこの中でも位置づけて取り組むことが求められています。 次に生ごみの堆肥化についてはコンポスト助成を実施されているところですが、最近発酵促進剤としてEM菌が利用されており、これも助成対象に加えていただきたいと思います。 次に収集料の有料化についてお尋ねします。一九九三年、第三回定例会で市長の御答弁では、現在のところ有料化する考えは持っておりませんと御答弁されました。現在のワンウェイ容器の普及、またたとえば充電式シェーバーの乾電池を取り替えようとしたらメーカーまで送り返さなければならない、電池を交換するだけで数日かかるというそういう製品をつくる、そういう経済システムそのものが消費者がごみを出さざるを得ない構造となっています。個人の努力では限界がある、ここに今日のごみ問題の大きな問題があります。こういう製造・販売段階にそれぞれの事業者の責任を費用負担も含めて明確にし、仕組みを是正しなくてはなりません。減量化、リサイクル化は、この間住民の粘り強い活動と行政の積極的な働きかけがかみ合ってこそ成り立つものです。したがって住民合意のない有料化はこの関係を崩しかねないものです。もともと受益者負担というのは、その事業によって特に利益を受ける者、著しく利益を受ける者、それがその経費の全部または一部を負担するものという、これに従って一般廃棄物処理事業は市民全体に対する事業で広範囲に公共性を有するものです。こうした判断基準に基づいて社会福祉と公衆衛生の維持、増進に努めることとした地方自治体としての本来の仕事として位置づけられている一般廃棄物処理事業は、一律に料金を徴収することはなじまない事業です。したがって市長の従来の見解どおり有料化を導入すべきではないと考えますが、御所見をお尋ねいたします。 次に中小企業対策についてお尋ねいたします。中小零細企業は食品や細かなサービスを受け持つ最寄り店舗としての役割だけではなく、中小業者自身も消費者として、あるいは住民としてそのまちに住み、地域生活の重要な担い手としての役割を持っています。しかし長期にわたる消費不況に加えて、産業空洞化、大店法などの規制緩和で全般的に深刻な経営不振になっています。全国商工団体連合会がこの秋に行った中小零細企業実態調査の中で、その中間集計で天理、奈良、生駒の三市の調査結果は前年同期で売上比較で三割以上減少したと答えた中小零細業者は四九・二%、前年同月期でその利益では五〇・四%が三割以上減少したと答えています。借入金返済の問題では、苦しいが何とか返済している、あるいは滞っている、これが合わせて七七%となっています。このことは事業所数でも示されています。天理市内の民間事業所数は一九九一年から九四年の三年間で新設百三十に対して廃業は二百十一と八十一減少し、特に卸、小売業、飲食店では新設七十二に対し廃業は百十七と四十五店舗の減少となってあらわれています。 民間信用調査機関の調査でも、十一月の奈良県内企業倒産は十億円以上の大口倒産はなくなったが、小口多業種が特徴で販売不振などの不況型倒産が目立ったと依然として厳しい状況を指摘しています。このように市内の中小零細業者が滅少していることについてどう見るか、このことについてたとえば次のような指摘があります。ある消費者団体が従来は大型店は消費者利益を増進する。大店法によって出店調整は必要ない、こう答えていた消費者団体が現在では単純に大型小売店舗の出店が消費者に歓迎される時代ではなくなっている。また大型小売店舗の出店は地域の文化を支える小売業者の転廃業などの深刻な影響を及ぼすのみならず、出店地域の生活環境の変化や新たな交通問題、青少年問題の発生など、消費者、生活者の生活にも大きな影響を及ぼすものとなっていると明確に指摘をしました。これは他の業種についても言えることで、つまり地域社会としてのコミュニティを壊し、生活環境へ悪影響を及ぼすものとして重要な問題となっています。たとえばロードサイドショップ化が進んでいますが、車がなければ買い物にも行けない、高齢者や子供が買い物に安心して行くことができない、こういう問題も生み出しています。したがってこのような状況にあること、この実態を市として調査をする必要があることは繰り返しこの間申し上げてきました。まずこの点についてお尋ねし、次に現在の支援振興策の柱の一つになっている中小企業融資制度については、低金利という状況の中で限度額を一千万円まで引き上げ、開業支援融資を現行額内でも早急に実施していただきたいと思います。また行政としてそれらに対応する下請問題、経営指導、経営の高度化など、専門の相談の窓口を設置することが求められています。これら現行制度の中でも当面する不況対策を実施されることが必要ですが、こうした対策についてお尋ねいたします。 以上です。 ○議長(岡田徳義君) 市長。        〔市長 市原文雄君 登壇〕 ◎市長(市原文雄君) 荻原議員の御質問にお答えしたいと思います。 まずごみの減量化対策にかかわる問題でございますが、議員御指摘のとおり、この間題につきましては各自治体にとりまして深刻な状況にあると言わざるを得んというふうに思います。そういう中でいわゆる事業者の責任とか、あるいは市民のいわゆるこの問題に対する啓発の問題とか等々さまざまなことが問題となって、政府においては平成七年六月十六日に容器包装リサイクル法が成立したと、国会において。そしてこれに基づく省令が今月の十四日に公布をされたところでございます。こういう状況の中で省令内容というものを十分精査をしながら、県とも十分相談をしながら今後これの実効ある取り組みというものを十分検討してまいりたいというふうに思います。一応これの法律に基づきまして段階的にやるということになっています。九年にどれぐらいやれるのか、五品目というような定義がありますけども、そして十二年には残りというようなことも言われておるわけでございます。そこでそれの取り組みの計画をですね、立てていくということが言われておるところでございます。したがいまして早急に県の指導も受けながら来年の中ごろを目標に当面するいわゆる品目につきまして計画を作成し、取り組みを進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 現在実施をしておりますごみの減量化対策としては、空き瓶とか牛乳パックとか集団資源回収による古紙の回収とか、また一方生ごみ処理器、焼却炉の補助金制度の導入、特に柳本校区におけるトレイの回収等による減量を実施しておるところでございます。市民の協力を得ながら容器包装リサイクル法の理念を念頭に置きまして、なお一層減量化を努めてまいりたいというふうに思います。また生ごみ処理器のいわゆるボカシでございますが、これの問題につきましては試験中でございますので、この経過を見ながらですね、今後導入方法等については研究してまいりたいというふうに考えております。 最後にごみ問題ですが、有料化の問題です。この問題につきましてはですね、議員御指摘のことはよく理解できます。私どもといたしましては容器包装リサイクル法の成立に伴いですね、資源ごみの分別収集及びごみの減量化をなお一層図るということをまずですね、取り組んでまいりたいと。こういう状況の中でですね、今後のごみ減量というものを考えていきたいというふうに考えております。なお有料化の問題です。この問題は非常に大きな問題でございますので、現時点ではですね、現時点では有料化をする考え方は持っておりません。 次に中小企業の振興対策にかかわる問題でごさいますけれども、議員御指摘のとおりバブル崩壊後、今日まで景気回復が足踏み状態でありまして、とりわけ中小企業者、零細企業というところにつきましては深刻な状況であるということは認識しておるところでございます。そこで県は各市の商工会を通じましていわゆるこの実態調査ですね、問題点の把握あるいは相談員の問題とか税務関係の問題とか、あるいは融資の問題等を積極的に指導しておるわけでございます。もちろん単なる指導だけじゃなくて補助金をきちっとしてですね、対応しておられると、こういう状況にございますので、本市の中にいわゆる中小零細企業者の相談窓口を置くということにつきましてはですね、現在市の商工会が積極的にやっておられますので、それとの整合性というものを考えていかなきゃならんというふうに思いますので、現時点ではそういう窓口を置くということは考えておりません。しかし、この問題は非常に大事なことでございますので、市の商工会とも十分連絡をとり合いながらですね、本市のいわゆる商工業の振興につきまして鋭意努力してまいりたいというふうに考えておるところでございます。 なお、大店法の改正等がありまして、いわゆる大型店にかかわる問題につきましては十分ですね、調査も進めながらそれのいわゆる問題点、課題等につきましてですね、見きわめていき、分析をしながら対応を考えていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(岡田徳義君) 荻原君。 ◆十九番(荻原文明君) それではまず中小企業対策について最初にお尋ねしたいんですが、第一点は実態調査の問題ですが、商工会を通じて取り組みをされているということなんですが、六年度の決算を見てみますと六年度だけでもですね、指定統計調査ということで事業所の名簿整理、商業統計調査やサービス業基本調査、全国消費実態調査、工業統計調査、商鉱工業石油等消費構造調査、これを実施されていますね。ですからこうした指定統計調査に基づくこの調査をある程度まとめるだけでもですね、市内のそういう商工業の実態がある程度は明らかになるんではないかと思うんです。そういう調査の結論に基づいて一定の指針を立てればですね、商工業の全市的な調査をまとめることが可能だと思うんです。行政として行うわけですから、もちろん商工会は法に基づいて設置されているわけですから、行政のある意味では補完的な役割を担っているのかもわかりませんが、しかし、行政としてそういう商工業の振興対策について一定の方針を持つことは必要ではないかと思うんです。そういう意味でこの実態調査をしていただいて、いまどのような状況であるのかということを明らかにしていただきたいと思うんです。 二つ目には融資制度の問題ですが、先ほど一千万円までと限度額申し上げましたが、たとえば奈良市ではもう既に無担保無保証人融資制度を来年は七百五十万まで限度額を引き上げると、そういう予定です。大和郡山市は小売商業特別融資では七百万円が限度額です。高田市は設備資金では八百万円となっています。せめて本市でも設備資金だけでも合理化資金並みに八百万円まで引き上げる必要があるんではないかと思うんです。この点について御所見をお尋ねいたします。 次にごみの有料化の問題ですが、現時点ではという念を押されたわけですが、現行でもですね、持ち込みの場合はですね、一定の重さ以上についてはもう御存じのように料金を徴収されているわけですね。ですから広く市民が、ほとんどすべての市民がですね、ごみを排出して、広く一般に料金を徴収するというのは先ほど申し上げた受益者負担の理念からいっても問題があるのではないかというふうに申し上げているんです。現行でも持ち込みについては一定従量制を設けて料金を徴収しているわけですから、ある意味ではですね、有料化を実施していることになると思うんですね。そういう点でもこれ以上有料化をですね、導入する必要はないというふうに思うんです。今後についてもですね、ぜひともそういう立場でですね、減量化を中心として有料化については導入すべきでないと考えています。この点については現時点ではということですから御答弁は結構ですが、その点をもう一度私お尋ねしたいと思うんです。
    ○議長(岡田徳義君) 市長。        〔市長 市原文雄君 登壇〕 ◎市長(市原文雄君) 荻原議員の再質問にお答えします。 まず第一点は中小零細企業の状況について、行政としてそれの実態について指定調査というものがあるわけですけれども、これは商工会等でですね、具体的にやっておるわけですが、行政という立場で調査をしてですね、そしていわゆる中小零細企業の振興策というものを、その方針というものを出してはどうかと、こういう趣旨の御質問やったと思うんですね。このことにつきましてはですね、先ほども申し上げましたように市の商工会の取り組みというのは一定の法律に基づいてですね、行われておると。これに対して県も一定の補助を出してですね、そして全県的、全市的、全町的ないわゆる中小零細企業の振興というものを図っておると。鋭意取り組んでおるということでございます。したがいましてですね、私どもといたしましてはこの取り組みというもの、この法律に基づいた主体的な取り組みというものを大事にしながらですね、取り組んだ結果どこに問題があるのかというような点について絶えず商工会と連絡をとりまして、そして本市の中小零細企業の振興という問題について対応してまいりたいというのがいまの時点でのいわゆる本市の中小零細企業に対する方針であるというふうに考えていただけたらいいというふうに思うわけですね。それと同時に都市計画にかかわって例えば駐車場がないのでいわゆる中小零細企業のですね、振興に非常に障害になっておるというような問題の陳情もございます。これは一部でございますけれども、そういった問題等々につきまして絶えず市の商工会と連絡をとりましてですね、そしてともども天理市のいわゆる中小零細企業の振興というものを考えていくというようなことを考えていきたいというふうに思っておるところでございます。 それから二点目、融資の問題でございます。他市の例を挙げられたわけですけれども、本市にとりましてはああいう形で一定金額を決めておるわけでございます。ただですね、例年にない措置を一つやりました。それはいわゆる金利が下がっておるということで、年度半ばでございますけれども、いわゆる金利を実勢に合わせるということで引き下げをさしていただいてですね、そして融資者の負担を軽減するという措置をしておるわけでございます。この制度につきましても商工会等と今後十分相談をいたしましてですね、あるべき方向というものを模索してまいりたいというふうに考えておるわけでございます。 それからごみの減量にかかわっての料金問題は答弁要らんということでございますけれども、念のためにもう一度答弁をしときたいと思いますが、現時点では有料化は考えてないということでございます。減量に向けての最大の努力を多角的に進めてまいりたいと、こういうふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(岡田徳義君) 次に十三番、川端清次君。        〔十三番 川端済次君 登壇〕 ◆十三番(川端清次君) 議長のお許しをいただきましたので、いまから約三時間ぐらいと思っておりましたが、それでは議会運営に支障を来しますので、もうぐっと絞りまして三、四点、約二、三十分で終わりますと思いますが、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 今回はですね、天理市の文化を高めるためにと題しておりますが、なかなかちょっとイメージが違うやないかと思われる方はあまりないと思いますが、この文化というものをちょっとこの字引を持って調べたところ、なかなか意味が広いですね。まず世の中が開き進むこと。次に人間が自然に対して働きかける過程でつくり出した物質的、精神的所産の総称。精神的所産の学問、芸術、道徳、宗教など、なかなか多々にわたっております。そういう中できょうは自由文化ですね、要するに生活文化、こういったことに絞って三、四点ちょっとお尋ねしてまいりたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 まず第一点目でございますが、市民グラウンドについてとしてありますが、これは市民グラウンドというよりも町民、区民グラウンドというものでございますが、要するに地域のソフトボールとか、また少年野球とか、そういったものができる程度の広場ということでございますが、大体この天理市はそういったグラウンドが一番不足しておるというふうに聞いております。正規のグラウンドと違うてそういう広い面積も要らないと思いますが、六千か七千平米ぐらい、あんまり近いことはないんですけども、こうした問題が遭遇しているという話をよく聞きます。これはある地域の人ですが春の大会を夏にすると。秋の大会を冬にすると。これはグラウンドが不足している原因ですね。このことについてできれば校区に一つずつというふうに思うんですが、その見解を行政サイドの方にお聞きしたいと思います。 次に長柄運動公園のことですが、ここは運動場の問題よりも駐車場の問題が大きな話題になっております。現在はほとんどと言っていいほど正規の駐車場がございません。ゆえに私はこの地元ということで、ほとんどそういった、何ていいますか問題の聞き役という形で今日まで来ているわけですが、これもできましたらひとつ何とかお願い申し上げたいと思います。 次に、いろいろこういう問題については予算が絡む問題でもあります。厳しい財政の折から甚だ恐縮に存ずるわけですが、今度国の方が景気対策として十四兆二千二百億円という予算が組まれておるわけですが、その中に地方公共団体に対し土地の先行取得をしなさいといった予算が約三兆八千億あると聞いております。数字は定かでないんですが、これなどは利用できないでしょうか。この点も含めてお願いしたいと思います。 次に都市計画の問題ですが、これは先ほど西村議員も質問されましたので、私の方から詳しく質問することもございませんが、一点だけお聞きしたいと思います。次の線引きは平成十二年と思いますが、都市計画はまちの発展を左右する大きな問題であります。特に基盤整備は総合計画の根幹をなす重要な問題でもあります。道がないので開発もできずにそのままになっているところや、また逆線に戻して調整地域になったところ、これなどは総合計画の見地からすれば全くアンバランスな現象ではないかと思います。次の十二年の線引きは来年からその審議に入ると聞いておりますが、どうかそういった点も含めてどのような計画がなされるのか、ひとつわかる範囲でお聞かせいただきたいと思います。 次に長柄駅周辺のことですが、この長柄駅周辺は当初の計画では区画整理ということで進んでいると思いますが、地元との折り合いがつかないということも聞きました。しかしこの地域は朝和地域の中でも唯一の駅前でもあります、電車は一時間に二本しかないんですけども。したがってこのたび当初の計画よりも少々縮小になってもよいと思いますが、行政サイドの見解をお聞きしたいと思います。 次に近鉄の問題ですが、これは都市計画審議会、委員会の中でも再三申し上げてまいったわけですが、いまだにしっかりとした回答はいただいておりません。たしか五、六年かもうちょっと前になるかと思うんですが、そうした委員会の中で近鉄さんの方は、せめて人口七万人が一つのめどですねと言っておられたことを覚えております。ことしの国勢調査では約七万四千人になったと聞いております。そういった点も含めてひとつ見解をお願いしたいと思います。 最後にもう一点、これは文化、芸術ということで私の思いをちょっとここで述べさせていただきますのでよろしくお願いしたいと思います。 天理市の文化について少しお尋ねいたします。御承知のとおり天理市は東に日本最古と言われる山の辺の道が南北につながり、古事記、日本書紀、万葉集にもゆかりの地名が点在し、まさに文化の宝庫としての位置づけされる文化の息づくまちであります。また、最近では日本最古であろうと言われる木簡等の発掘を見てもわかるように、古人の文化的中心地とも感じられるわけです。市長は就任以来、文化の息づくまちとしてこの意識を大切にされ、常に青年会議所がリーダーシップをとる布留、薪能やまたライオンズクラブを中心とした喜びの歌、ベートーベン第九の演奏会等市民による市民のための手づくりの文化推進をされてきたことは大変好評でした。またテクテクウオークや大学公開講座なと、試行的とはいえ市民に文化的刺激を与えたようです。そこでこのような文化活動の充実を図ることを今後も考えておられるのか。また大人対象だけでなく、青少年育成の上からも子供たちに対する行動があるのかお聞かせいただきたいと思います。たとえばいま他市で行われている児童合唱団のようなもの。さらにもう一点、文化という言葉の持つ意味合いは解釈からすれば人間の営みに関するすべてのものになろうと思いますが、古きをたずねる文化もさることながら新しい天理市の文化の発掘を思うとき、現在の諸設備はまさに文化の受け皿の貧困と言わざるを得ません。将来のためにこれらの充実をお考えありますか、お聞かせいただきたいと思います。 以上よろしくお願いします。 ○議長(岡田徳義君) 市長。        〔市長 市原文雄君 登壇〕 ◎市長(市原文雄君) 川端議員の御質問にお答えしたいと思います。 広義の意味での文化という視点からいろいろと御質問をいただきましたので、端的にお答えしたいというふうに思います。その一点はいわゆる市民のニーズの強いいわゆるスポーツ面での問題でございます。それにかかわりましてグラウンドの問題でございます。議員は各校区に一つぐらいそういったグラウンドがあってもいいんじゃないかという御指摘でございます。御承知のとおり現在市内におきましては、市民の運動場として長柄運動公園、健民運動場、二階堂グラウンド、天理ダム風致公園グラウンドというような場所があるわけでございますけれども、これらのグラウンドをより一層効率的に運用を図るということが大事だろうというように思います。それと同時に学校の体育施設の開放事業によりまして子供たちや少年団体はもとより、校区の住民のスポーツ活動の場としてこれを活用していただくということも大切かと思います。また最近はスポーツ熱の高まりの中で特にニュースポーツ、あるいは軽スポーツの普及によりまして子供から高齢者までスポーツグループの数も非常に多くなっておるところでございます。 これらのいわゆる高揚の中で公共のいわゆるスポーツ施設が不足しておるということは事実でございますので、今後これらのスポーツの取り組みに対しましてですね、どのように対応していったらいいのかということを先ほど申し上げました視点とともにですね、検討をしていきたいというふうに思います。いずれにいたしましても生涯学習、生涯スポーツという視点というものを念頭に置きながら一層整備充実を図ってまいる所存でございます。 次に長柄運動公園の問題でございます。特にこの駐車場の問題でございますが、大きな事業が開催されましたときに、駐車場の絶対数が少なく、路上駐車で周辺住民の皆様に大変御迷惑をおかけしておるところです。そのため市民体育祭とか、福祉まつり等全校区、全市民対象の行事のときには周辺に臨時の駐車場を用意いたしまして、輸送方法につきましてもバスを使用するなど路上駐車をなくするいろんな工夫をしておるところでございますが、それでも非常に周辺住民の方に御迷惑をおかけしておるというのが実態でございます。 したがいまして周辺の駐車場等の用地の確保につきましては所有者の協力を得られる適当な用地があれば買収、または借地も含めまして今後検討してまいりたいというふうに思います。 なお、これにかかわりまして国の景気対策の特に先行取得の問題につきましては用地買収の対象になっておりますので、この辺も十分研究を進めてまいりたいと、こういうように考えておるところでございます。 次にこの線引きの問題でございますけれども、この点につきましては議員、十分御理解を賜っておる内容でございます。特に平成十二年ごろに次の線引きが行われますので、来年からぼちぼちいろいろ検討していかないかんという時期に入ります。議員御指摘のような視点を堅持しながらですね、いかにこの問題を考えていったらいいのかということにつきましては本市の活性化という方向を明確にしながら、またこの問題につきましては農業の整合性というものが必要でございますので、地権者と十分協議をしながらですね、全体的に考え方を進めていきたいというふうに考えております。 長柄駅前の区画整理の件でございますけれども、JR長柄駅前周辺は市街化を抑制する市街化調整区域であります。まちの形成というものはさまざまなケースがあるわけでございますが、駅周辺を中心として発展してきたケースは極めて多いというふうに思います。こうした中で平成三年に長柄駅周辺の活性化には区画整理事業の必要があると関係者に説明してきた経緯がございます。御案内のように区画整理事業につきましては区域内の所有者が土地を出し合って整然としたまちづくりを行うということが基本でございます。したがいまして関係者で組合を設立し、施行する方法が各地で行われておるところでございます。本市では西長柄町で行われました例がございます。いずれにいたしましても関係者との十分な協議と同意というものがなければ実施可能になりませんので、この点、今後十分その理解を得られるように考えていく必要があるんじゃないかというふうに思います。 なおJR長柄駅周辺は現在は市街化区域に編入できる特定保留区域というふうになっておりますので、そういう立場に立って今後の問題を検討してまいりたいというふうに考えております。 次に近鉄の天理難波駅直行便の問題ですが、これは担当部長に後ほど答弁をさしていきたいというふうに思います。 最後に文化、芸術の推進の問題でございますが、議員御指摘のとおり、本市は市民憲章でもうたわれておりますし、また文化都市宣言も行っておると、こういうことでいわゆる広義の意味での文化にかかわるいろんな問題というものはそれは生活文化もありますし、いろんな文化があるわけでございますが、そういった中で特に歴史性に培われた古き文化、上代大和の最初の道路として栄えました山の辺の道というものは、我が国の国家創世期の遺産に富む歴史的な風土の地でございます。こういった伝統というものをどのように保存し、そして市民がこれをどのように共有し、そして文化的な感性をどのように培うかという視点をですね、十分深めていく必要があるだろうというふうに思うわけでございます。 私はそういった意味で歴史と文化の息づくまちづくりというものが非常に大事であるということ、そういう中で特に生涯学習の推進というものとの関連性をきちっと明確にしながら議員御指摘のようにJCのいわゆる布留の薪能、これはもう四年目になります。また市民の手づくりによるべートーベン、歓喜の歌、これは二年目ということで非常に好評でございます。また市役所のロビーで行われておりますユー・アンド・アイロビーコンサートも一年を経過いたしましたけれども、あそこへ出演したいという申し入れも来年六月まで詰まっておるというような状況でございまして、非常に市民の関心が高いというふうに思うわけです。また市民のいわゆる文化的な取り組みというものをできるだけ発掘してですね、そして高揚さしていくという趣旨で、山の辺文化会議というものを発足して三年目になるわけですが、現在会員が百八十名余りということで非常に充実してきたというふうに思うわけでございます。いずれにいたしましても、こういった市民とともにつくり上げていくというそういう文化というものを大事にしていきたいと。そしてさすが天理は文化のまちであるというにおいを漂わせたいというふうに考えておるわけでございます。 今後はこの上にさらにですね、最近行いましたテクテクウオークも非常に好評でございましたんで、これのあり方の問題、それと同時に天理大学と共催の大学公開講座、これも非常に盛況でございましてですね、市民から引き続いて取り組んでほしいという声も相当寄せられております。そういった市民のニーズの高い文化というものをですね、充実さしていく必要があるんじゃないかということと同時に、議員御指摘の子供の文化をどう発信するのかということも大事じゃないかということで、御指摘の児童合唱団というものをですね、これも各市でつくってですね、市民と一体になっていわゆる子供音楽文化といいますか、そういったものを発信しているというような状況がございますので、市民の団体とも協議を進める中で天理市児童合唱団というものがつくれたらいいなというふうに思いますので十分検討していきたいというふうに思います。 いずれにいたしましても文化というものは何といっても豊かな暮らしを支えるですね、一つの支柱であるというふうに思います。美しいものを美しいと感じる素直な感性というものが文化を通じて培われていくということでですね、生きがいのある人生、生きがいのある人生を市民の皆さん方がお通りいただくために天理の文化というものを充実、発展さすということは非常に大事だというふうに思いますので、十分検討し、努力をしてまいる所存でございます。 以上です。 ○議長(岡田徳義君) 川端君。 ◆十三番(川端清次君) まだもう一つ聞いてなかったんと違うたかな、すんません。 ○議長(岡田徳義君) 企画部長。        〔企画部長 中村和司君 登壇〕 ◎企画部長(中村和司君) それでは近鉄の大阪直通便についてのお答えをいたします。 現在、天理難波間直通便は毎月二十六日に二往復が運行されています。近鉄の利用客は平日で一万四千人、大阪方面への利用が多いようであります。難波駅まで約一時間を要する上、乗りかえが要ることは非常に不便だと感じていますし、またJRを利用する乗客は二回は乗りかえなければなりません。こうした不便を解消するため、今年の三月に近畿日本鉄道を訪問し、大阪直通便の運行を実施されるよう要望した次第でございます。要望時の話では奈良線、橿原線など、非常に過密なダイヤの状況でありますが、天理市の要望を十分検討させていただくとのことでありますので、近鉄の対応を待っているところであり、今後も引き続き要望してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡田徳義君) 川端君。 ◆十三番(川端清次君) ただいま市長、部長から本当に各項目にわたって希望の持てるという思いのお答えをいただきました。質問が多岐にわたっておりますので、これからもう一遍ちょっと自分の思いといいますか、要望といいますか、そういう形でお願いしたいと思うんですが、再度の回答は結構です。時間がかかると思いますので。 まず市民グラウンドについてですが、これは本当に予算がかかる大きなネックになるという難しい問題であろうかと思います。そうした中で先ほども申しましたが、よくグラウンドを何とかせいというて頼まれるわけなんですが、そんなときに秋の大会を真冬にせんならんというようなことを言われたら、これは何とかせんないかんというようなことで、私は天理教さんの方へお願いに行くんですね。何かあったらそっちに行かんなしゃあないと。こうした現状がそうしたグラウンドの遅れをなしている原因ではなかろうかという思いがいたします。どうかひとつそういうことも御理解いただいて前向きに鋭意検討してくださるようお願い申し上げておきます。 また長柄運動場の駐車場ですが、こちらは本当に何かあったときにはいっぱいになると。そしていま現在は臨時に借っておられるところがあるわけですが、これもいつまでもあるとは限りません。そういった問題でこれはひとつ緊急の課題としてお願い申し上げたいと思います。 次に都市計画の問題ですが、これは市長が言われたようにいろんな制限や条件もあろうかと思います。ただ線引きが都市計画の上に大きな位置を占めるという中で、最も必要なところを優先的に考えていくべきではないかと思います。申請したから必ずそれがなるというものではございませんので、そういう考えでひとつお願いしたいと思います。 私はその中で申し上げたいことは、たとえば都市計画道路ですね、これはなかなか長い年月と予算をかけて最低十年はかかると言われるのが現状なんですが、このできた都市計画道路がですね、これがほとんど調整区域あるいは農振地域の真ん中を走っていると。これはいかにももったいなという気がするんですが、計画道路というのは何もそうしたことばかりではないと思いますが、私の思いますのはそうした道路ができる、そしたらその両サイドですね、これを各百メートルぐらいをそうした見直しに持っていけば本当に発展も早いし、地域の活性化にもつながり、ひいては調整や農振でほっとくよりも財源の確保にもつながるんではなかろうかと、かように思うわけです。どうかその点も考慮して次の線引きにはよろしくお願いしたいと思います。 次に長柄駅周辺のことですが、先ほども申し上げましたとおり、この地域は本当に朝和の中心地なんですね。駅は本当にここしかないと。その駅の中心を区画整理という形で進めていただいたんですが、それがどうも折り合いがつかなかったということなんですが、ひとつこの地域をですね、本当に区画整理が無理となれば市街化編入というような形でも、どんな形でもというわけではないんですが、ひとつこの南部ですね、南部地域の開発の一環としてぜひ前向きにお考えいただきたいと、かように思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 次に近鉄の問題ですが、いま部長からお聞きしたとおりで二十六日には二往復あると。これは主に目的の二往復と思います。私が申し上げたいのは、本当にいま七万四千人になった人口の中で、これから近鉄の直通便ができるかと。京都線のような形にできるかということが近鉄さんサイドにかかわっていると言っても過言ではないと思います。また最近増えた人口ですね、これはマンションの方が多いんですが、ほとんどが近鉄さんのお客さんというふうにも聞いております。そんな意味でこれからのいろんな交渉の中で市民をも参加したそうした運動が必要ではなかろうかと。これはある近鉄の駅で時間編成いうんですか、また急行の停車というんですか、住民パワーでなったところもあるというふうに聞いております。場合によっては本当にそういう形が一番いいんではなかろうかというような気がいたしますので、これもひとつ今後の検討課題としていただきたいと思います。 最後になるんですけども、市長はこの文化、芸術に対する並み並みならぬ思いがよく理解できました。ただ私が特に申し上げたいのは、この天理でですね、本当に価値のあるものが発掘されてもそれを保管する、展示する設備がない。いわばこれは歴史博物館とでもいうんですか、こうした現実を踏まえてひとつ天理市文化の高揚のため、ぜひこれも前向きに御検討くださるようお願い申し上げときます。 最後の最後ですが、市長は先日本会議において二期目の出馬を表明されたわけですが、これは当選されることは間違いないと思うんです。ただこの二期目に関して市長が本当にいろんな各方面の施策に対し、必要なものには積極的に取り組んでいただきたいと、こういう思いがあるんですが、ひとつまずアクションを起こす、まず行動を起こすと。これはAPEC大阪宣言ですけども、そういったことでひとつ今後とも全力で政権担当に頑張っていただきますようお願い申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(岡田徳義君) 次に五番、加藤信子君。        〔五番 加藤信子君 登壇〕 ◆五番(加藤信子君) 議長のお許しをいただきましたので、数点にわたり質間いたします。市長をはじめ関係各位には御答弁のほどよろしくお願いいたします。 本日は傍聴席にたくさんの女性が並んでおりますので、どうも上がってしまって胸がどきどきしておりますので、もし失敗しましても笑わないでください。 まず女性の地位向上についてお尋ねいたします。ここ数年、女性の社会参加という言葉は死語になりつつあります。なぜなら男性の物差しではかられて計画されたことに、女性が後から参加するだけではためだ、計画を立てる段階から女性が参画しなくては本当の男女同権とは言えない。女性の意識が大きく変わってきたからです。男性も育児休暇がもらえる時代になりました。戦前派の我々の年代は、目を白黒させている昨今です。女性の問題は男性の問題と言われています。すなわち男性の意識が変わらないと女性の問題は解決しないのです。 先日、生駒市議会で男性議員が女性の地位向上を訴えて、女性団体からやんやの拍手を受けました。我がまち天理市にも一日も早く女性問題を取り上げてくれる男性議員があらわれてくれることを期待しています。男性議員の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、平成四年六月議会で女性を大事にするとの公約を掲げて当選された現市長に、私は他の市町村に比べ、天理市はまだまだ男性天国だ。行政の中で女性の管理職職員の数が少な過ぎる。また執行機関の附属機関である審議会、委員会への女性の登用が少ない。天理市の女性も自分の能力を十分に発揮できる社会的な地位を与えられるべきだ。今後、審議会、委員会も任期が切れて順次改選されますが、そのときに市長はどのように対応されるおつもりですかと一般質問をさせていただきました。覚えておられますか、市長。 そのときに市長は、現時点ではですね、ちょっとそこまでまだ検討が進んでおりません。具体的なお答えはできないわけでございますけれども、今後ですね、御指摘の趣旨を尊重させていただきまして、適材適所ということでですね、検討をさしていただきたい、このように思います。と御答弁をいただきました。 それから三年半、じっと見ていましたが、あまり前進がないように思います。行政審議会四十四名中、現在も女性は一名だけです。前と変わりありません。天理市の職員は約千名いますが、女性職員四百七十七名中、管理職は課長補佐三名、係長五名、主任十名の計十五名です。この数字は、三年半前に比べて少し前進しましたが、でも男性部長、課長、係長、主任、その人たちの数に比べ、あまりにも少ないように思います。市長の約束された適材適所への人材配置がこれであったのかと思っています。このことについて、今後のお考えをお聞かせください。 次に教育問題についてお尋ねいたします。平成七年三月に福住地区の女性たちから、小学校の授業時間が短縮されている、この問題を何とか解決できないかと相談を受けました。早速、教育長に会い、四月の選挙で私が当選しなかった場合は、必ず地元の要望を聞き入れて善処してくださいとお願いいたしました。四月二十三日、千二百三十五名の方々の御支援をいただき、再び議席を与えられました。それ以来この問題に取り組んできました。奈良交通の本社にも地元の人々を伴って交渉に行きました。そして九月議会で福住小学校は始業時間が二十分遅く、終業時間が十五分早く、帰りの連絡会の時間もなく、そして休み時間も五分しかとっていない窮屈な時間割になっている、この問題はお金さえ出せば簡単に解決できるので、天理市の将来を担う子供たちのために天理市単独のバスを雇って、一日も早く解決をしてやってくださいと一般質問をいたしました。福住地区の通学バスのその後の進捗状況をお聞かせください。 次に福祉問題についてお尋ねいたします。日本の福祉は、北欧諸国に比べ三十年遅れていると言われています。北欧諸国も三十年前には施設福祉が中心でしたが、施設福祉の限界を知り、現在ではほとんど在宅福祉に切り替えているそうです。平成五年、全国各市町村で高齢者保健福祉計画が策定されました。天理市も福祉計画に沿って種々な福祉サービスが実施されていますが、まだまだ十分とは言えません。 そこで施設福祉から在宅福祉に移る過程でいろいろな問題が想定されますが、市長のお考えをお聞かせください。 以上、三点にわたり質問いたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(岡田徳義君) 市長。        〔市長 市原文雄君 登壇〕 ◎市長(市原文雄君) 五番、加藤議員の御質問にお答えしたいと思います。 まず一点は、女性の地位向上にかかわる問題でございます。私は議員とこの点につきましてはですね、共通の意識を持っておるわけです、基本的にはですね。女性の問題はですね、男性の問題でもあると。したがって男性の意識改革というものがないと、これは女性の真の意味でのですね、地位向上につながらないと。これはいわゆる女性教育推進連絡協議会というものをつくりまして、現在五十八団体が加入していただき、そしていろんなフォーラムとか、あるいは研修とかさまざまな行事をですね、やっていただいておるわけです。 市といたしましては、女性の各団体が自主性を持ってやるということが原則でございますけれども、行政としてできるだけの協力をするということでですね、具体的には議員御承知のとおり女性施策係を配置しまして、そして女性のですね、さまざまな地位向上につながる諸課題に向けての努力を一生懸命さしていただいておるところでございます。 この連絡協議会が新聞を最近発刊しております。私も寄稿をしております。その中でいま申し上げましたように、女性問題についてはですね、非常に大きな課題です。半分が女性であるということは、これは明確なんですから。そういう意味で男性の意識も変革をしながらですね、ともども女性の地位向上に向けて歩みたいと、こういう趣旨で書かせていただいたんですけれども、そういう意味におきまして議員と共通の意識を持っておると、こういうことでございます。 議員御指摘の御質問でございますけれども、基本的にですね、天理市の女性の社会進出というものをどのようにしていったらいいのかということですね。それをやはり大きく考えていくという意味で、先ほど申し上げましたような施策を進めておるところでございます。 さらに議員の御指摘の、いわゆる行政委員の女性委員の登用の問題ですね、これは現時点において従前と変わってないという側面があります。ただ社会教育委員とか人権擁護委員とかですね、そういった面には女性も参加をしていただきまして、以前よりも数が増えておることは事実でございます。 いずれにいたしましても、全体的ないわゆる中で適材適所ということもこれは人事の面であるわけでございますので、そういう視点も踏まえながら、女性だから管理職になれないということは絶対ないわけでございますので、女性のいわゆる適材適所主義に基づく登用というものを今後とも考えてまいりたいというふうに思います。 それから本市の職員の管理者への登用に係る問題でございますが、議員御指摘のとおり、大体半数女性職員が存在するということでございます。私はですね、最近のこの傾向として、女性のいわゆる就職の問題がですね、氷河期でない、超氷河期であるということで非常に厳しいわけですね。そういう状況の中で、本市におきましては先般もかなりの女性の方が採用されておるということで、これは非常に喜ばしいことであるというふうに思っておるわけでございます。半数が女性職員であるということもですね、これも女性の社会進出、ともに行政を担うという、そういう視点ですばらしいことだなというふうに考えておるわけです。 そういう中にあって、適材適所主義でですね、今後管理職への登用というものを順次考えていきたいというふうに思いますので、そのように御理解を賜りたいと、こう思います。 次に福住小学校の問題は、教育長の方から答弁をしてもらいます。 福祉の問題でございますが、端的な御質問でございました。現在は施設福祉からいわゆる在宅福祉というものに関心の度合いが高くて、この問題というものが非常に重要視されるんじゃないかと、これは欧米の経験則からそういう御質問があったわけでございますけれども、確かにですね、施設福祉もこれは非常に大事です。と同時に、いわゆるお家で、在宅で介護その他ですね、してほしいという、いわゆる在宅福祉、これも非常にニーズが高まってます。そういう意味で、両方ともこれは大事でございますので、施設福祉、いわゆる福祉のハード面の充実というものは、順次これから展開をしてまいらなきゃならんと思いますけれども、この在宅福祉の問題につきましては、ホームヘルパーの増員とかですね、あるいはショートステイの場所の確保とか、デイサービスの確保とかですね、そういった問題を中心に保健福祉計画があるわけでございますが、これも国調のいわゆる結果を見てですね、この計画の見直しというものも図っていかなきゃならんだろうというふうに考えておるわけでございますけれども、在宅福祉への市民のニーズというものもかなり高いというふうに思いますので、各種民間福祉団体との連携を図りながら、福祉ボランティアの育成も今後進めていくということで、地域住民参加による相互扶助のですね、ともに支え合える福祉社会というものの形成を目指して取り組んでいきたいというふうに思います。 それと同時に、現在国で検討しております公的介護保険制度というものがあります。これは次の国会に提出されるというふうに聞いておるわけですが、これの導入、これの中身というものも見ながらですね、十分在宅福祉の問題について検討を進めてまいりたいと、こういうふうに考えております。 以上です。 ○議長(岡田徳義君) 教育長。        〔教育長 金澤 運君 登壇〕 ◎教育長(金澤運君) 加藤議員さんの御質問にお答えいたします。 福住小学校の福住地区の通学問題でございますが、本年の九月の議会におきまして、加藤議員よりバスの運行時間にかかわって福住小学校の校時にゆとりがないという御指摘と、もう一点、市として単独でバス運行を考えてもらいたいという、そのような質問をお受けいたしました。先ほどお話がございましたとおりでございます。 この問題は、いわゆる授業時間にゆとりをどのように持たせるかという時間の問題でございます。これにつきまして、現在鋭意検討しているということが実情でございます。 以上でございます。 ○議長(岡田徳義君) 加藤君。 ◆五番(加藤信子君) 自席から失礼いたします。 ただいま市長の女性の登用ということについての御意見を賜りましたが、市の職員の女性の方の昇進というんですかな、遅いんです、年齢的に。男性職員と一緒に入りましても、過去ずっと男性は係長、課長補佐、課長とどんどん上がっていくと、部長まで上がっていくと。ところが女性は何年経ってもいわゆる一般事務っていうんですかな、管理職というところの道が開けてなかったんです。今回十五名の方がこの三年半の間に昇進したんですけどもね、その年齢がもうあとわずかで定年というような年齢になっている方もありますし、そうなりますとせっかく管理職になっても自分の力を発揮する期間が少ないと。ですから、今後、先ほども先輩議員がおっしゃいましたように、多分当選されるでしょうということをおっしゃいましたが、当選されましたら、その後の四年間はできるだけ若い年齢の方も早い時期に管理職にというようなことを考えていただきたいと。 いま声なき声というんですかな、女性職員の中では、何で後から入った男性やったら先にさっさと上へ昇っていくんやというような声はいっぱいあるんです。でも、そういう細かいことを言うと何か自分がなりたいから言うてるのと違うかと言われるのが嫌やからということで不満は表に出ないんですけどもね、でも私たちは女性同士ですからいろんな話を聞きますと、やっぱりそういう不満の声はたくさんあるんです。ですからそういう声を頭に入れて、今後の人事という面でいろいろと考えていただきたいと思います。 それから教育長がバスのことについて本当に簡単に、いま検討中でございますってたった一言のそういう答弁をいただくとは、私今日は思ってなかったんです。本当はこれは三月からお願いしていたことですし、来年の四月からぜひバスを運行してもらいたいと思ってますから。それに先立ちまして十一月の二十七日に、市長が福住の女性学級に行かれまして、そこの講演で地元の人からバスのことをよろしくお願いしますって聞かれたと思いますねけど、そのときに必ずバスを通します、お約束しますってはっきりと約束されたということを聞いております。そういう経過がありましたら、今回の議会で何らかの答弁がいただけないと四月一日からのあれはどうにもなりませんからね。それで市長のあちらで言われた、福住で言われた答弁と教育長の答弁が全然違うように思いますので、そこのところ、もう一度さらに市長からの御意見も聞かせていただきたいし、教育長の御意見も聞かせていただきたいと思います。 それから福祉問題についてですが、福祉というのはなかなか大変で、それは福祉にお金をかけたら幾らあっても財政苦しくってとてもやっていけないというのはわかりますけども、これから施設福祉から家庭の在宅福祉という形で、全国そういう形になってくると思います。そうなった場合にやっぱし寝たきりにさせたくない、なりたくない。寝たきりで家で寝てるのなら、何のためのあれかということで、人生かというような思いもありますので、それで寝たきりにさせたくないし、またなりたくないと本人も思います。 そして私はこれは、この前の前の市長が来られてからの本会議でも一般質問で無料パスを何とかしていただけませんかというような要望を出して一般質問したんですけど、財政的にとっても苦しくってお年寄りのために無料パスを発行できないというようなことで、奈良市は財政困難な中で赤い切符出してますけども、奈良市も大変らしいですから、天理はとてもいまそこまでは考えられませんというような御答弁いただきました。 でもここにいまちょっと見本として借りてきたんですけどもね、郡山市が今度、大和郡山市お元気ふれあいバスカードというのを来年の一月一日に皆さん、お年寄りの方に渡すんです。郡山市は、私は郡山市って、工業団地もありまして財政的に豊かかなと思っていましたら、何かいま大変な財政困難になっているらしいですけどもね、その市で八千人のお年寄りの方にこれを渡すということを決めまして出しているんです。それに比べて天理市の方で少しは財政がましかなと思いますので、こういうことを再度考えていただきたいと思います。 このことについて、ちょっと調べてきたんですけどね、奈良市は赤いカードで定期券になってるんです。大和郡山市は平成八年一月から七十歳以上の高齢者八千名に七年度は途中なので三千円のこのカード、毎年敬老の日に五千円のバスカードを渡すということで、本人が役所の窓口へ取りに来てくださいというふうなことが決まったらしいんです。生駒市は生駒は駅に近いということもありますし、バスと電車とどちらでも結構ですから、バス五千円、電車五千円でもいいし、電車ばっかり一万円でもいいしという形でね、今度四月一日から、来年の四月一日からそういうことをするらしいんです。ですからこのカードのことを再度考えていただきたいと思います。 それからホームヘルパーさんの登録ということを過去に何度か申請しておりますので、来年度にはまたそういうこともいろいろと考えてもらいたいと思ってます。 それから福祉というのは、いままでは施設をつくることが福祉であるというような考え方でずっとやってきました。でも私は平成四年の九月の議会で、東京江戸川区の話をさせていただいたと思うんです。あちらでは老人ホームに一人お年寄りが入ると、一年間に三百万から四百万のお金がかかると。これから福祉は地方でそれぞれのところでするということになると大変だから、だからということで、そこの区長さんって、江戸川区ですから区長さんになるんですけどね、その方が家庭を改造して、そして車いすでも生活できる、お風呂もトイレも玄関の段差もなくする、二階へはリフトをつけてするというような工事を申し込みがあり次第、お年寄りのお家にはさせていただくというような制度を打ち立てまして、そうしましたら一年間に四百万ぐらいのお金をかければ、その明くる年からはそのお金は要らなくなると、そうすると施設をつくって、毎年四百万ずつ出すことを思えばその方がかえっていいんじゃないかということと、お年寄りはできるだけ家庭におりたいということを願いますので、そういう思いも酌み取って、そういうふうな施策を打ち出した。天理市も考えておいてほしいですってそのときに私たしかお願いしたんですけどね、そういうふうなこともちょっとお聞かせ願いたいと思います。 バスのことにつきまして、ちょっと市長の方から一言いただきたいと思います。 ○議長(岡田徳義君) 市長。        〔市長 市原文雄君 登壇〕 ◎市長(市原文雄君) 加藤議員さんの再質問にお答えしたいと思います。 当選したら鋭意やってほしいという、冒頭の女性の問題でございますが、たらがついておりますので、どう答弁させていただいたらいいかわからんのですけれども、先ほども申し上げましたようにね、これは女性の社会進出というですね、ことを中心に女性の地位向上というものをさまざまな角度から、いわゆる盛り立てていくということが基本であるというふうに思います。 その中の一つとしてですね、いわゆる職員の管理職の登用と。管理職でございますので、やはりその管理職の適性というものもいろいろ検討しないけません。私は就任以来、十数名ですか、の管理職登用を進めております。議員御指摘のようにですね、登用された中にはちょっと定年間近な人もおるということでですね、御指摘がありましたけども、そうでない人もおるわけでございます。また今後ですね、課長を担っていただけるような人も私は存在するんじゃないかというふうに思いますので、この点につきましては、総合的に判断し適材適所で、声なき声も真正に受け止めながらですね、考えていきたいというふうに思います。 それから二点目のバスの問題ですが、これは教育長の方で鋭意検討してますと、非常に明快に答弁があったわけです。あまり明快過ぎてですね、議員戸惑ったようですけれども、これはですね、私は学校教育のカリキュラムのあり方との関係で、この問題というものがいわゆる出てきておるわけですね、基本的には。 したがいまして、福住小学校のいわゆる児童の教育実践の問題がゆとりがないということが基本になっておるようですから、その辺に対する考え方というものが一つあるわけですけれども、もう一つは、やはり九月議会にも教育長答弁しております、鋭意検討するという答弁しておるわけですね。私はね、まさにそのとおりだと思いますよ。鋭意検討するというお答えはですね、これはまた新聞なんかによるとバスが走るという記事になってあらわれるという側面がありますのでね、とにかくどういう手法でやるかということも含めて、どういう方法で対応するかということも含めまして、鋭意検討をしていただいておると。教育長の方から何回も相談もいただいてます。そういうことで、前向きに、前向きにですね、検討をさしていただきたいと、こういうふうに思います。それでひとつ十分御理解、御判断を賜りたいと、こういうように思います。 それから次に福祉問題でございますけれども、議員御指摘のようにですね、長い間住み慣れたお家で、お家でいわゆる老後をずっと生活していきたいという高齢者の気持ちというものは物すごい多いわけですね。それに対する対応というものがいま問われておると。従前以上に問われてます。ただ、従来からのいわゆる施設福祉というものもですね、これも決して十分な状況ではございません。したがいまして、今後ともいわゆる施設福祉については力を入れていかないかんというふうに思いますが、同時にいわゆる在宅福祉についてですね、先ほど申し上げましたような観点も含めまして、力を尽くしていかないかんというふうに思います。 それから郡山さんの例を取り上げられましてバスのね、何かね、それは私も市長から聞いてます。郡山は郡山としていろいろ総合的にお考えになっとるわけですけども、もう一度確認したいと思いますがね、天理市の場合ですね、バス路線の関係等もございますし、それと同時に高齢者にお祝いの、さらに長生きをして頑張ってくださいねという思いを込めて品物を配付しているんですね。こういったものを郡山もやっておったんですけれども、それを変えてですね、変えてそのバス券にしたと、あるいはそういう方向であるというようなことをちょっと聞いたことがあるんですよ。ですから、お元気で頑張ってくださいということで品物も差し上げ、パスもし、それから映画も無料にするというですね、そういう形ではなくてね、その辺の整合性を図っていこうというような視点から対応されておるというふうに聞いておるところです。 ちなみに本市におきましては、障害者児の方にタクシーの利用券を配付しておるということがあります。高齢者のいわゆるバス問題、あるいは入浴問題等々あるわけですけれども、この辺につきましてはですね、今後の課題としてどのようにしていったらいいのか、他市の状況もですね、十分見詰めながらですね、研究をしてまいりたいというふうに思っております。そういうことで御理解を賜りたいと思います。 ○議長(岡田徳義君) 教育長。        〔教育長 金澤 運君 登壇] ◎教育長(金澤運君) 先ほど市長の方からもお話ございましたように、鋭意検討というような、非常に知恵を絞って一生懸命やっているわけでございます。積極的に方向性を持って前向きにということでございますし、関係者、地元の関係者、また学校にもですね、やはり教育課程編成の問題なり、あるいは子供の学校生活時間のゆとりなどの問題、そういうものもですね、含めながらですね、鋭意関係者と話を進めていると、そういう意味でございますので、そのように御理解いただきたいと、こう思います。 ○議長(岡田徳義君) 加藤さん。 ◆五番(加藤信子君) また自席から失礼いたします。 私はバスをぜひとも単独で雇ってあげてほしいということをお願いした時点で、やっぱしバスを雇うということは、これは子供を安全に輸送するという大きな使命がありますので、もしか何かあったらいかんということで、いろいろと調べまして、そしてバスというものの性格っていうんですかな、どういうバスは通学バスに使えるか、そしてどういうバスは使えないかということをちょっと調べてきたんです。それでバスというのは乗合事業というのと、貸切事業と、特定事業という三種類がありまして、そして乗合バスというのは、路線バスが走っているところでそこの路線バスを走らせている会社が乗合バスは出せると。そうなりますと、順次途中で子供を拾っていけるということになるんです。貸切事業といいますのは、路線パスが運行されている道では乗合行為は運輸省の方で禁止されてるんです。ですから、これはいま奈良交通の車が路線バスとして、朝と昼と、お昼はないんですけども、朝と、そして夕方にかけてちょうど小学校の前を朝六時四十二分に出るのと、八時三十二分に出るのと、十四時四十六分に小学校の前を出て天理へ下るバスと、それから十二時十一分に下から、天理から小学校の前に来るのが十二時十一分です。それから十五時四十一分、これが子供が帰りに使うバスなんてす。十八時四十九分と、この三本があるんです。 この間に天理単独のを一つ挟んでいただけたら、往復がいまは三往復ですけども、これが四往復になって、福住の地域の人もそれに乗せてもらえると。ところが貸切バスという形のあれにしますと、本当に小学校からその地域までの短い期間なら安くつくじゃないかと、これはだれでも簡単に考えることなんですけどね、それは法的にはできないということなんです。ですからどうしても、これは路線バスを走らせている会社でしてもらわないと通学バスは認めてもらえないと。これは子供の命も預かりますし、そしてどういう、ほかにもバス会社があるかどうかは知りませんけども、そういう路線で走ってないバスを走らせた場合に、もし路線バスの会社から運輸省の方に、運輸局の方に不服を申し立てたら、そのバスは廃止になるんです。そういうことを調べてきましたので、そういうことも頭に入れて、もっと前向きに、私は今回の三月の予算でこのバス代が計上されることを願っておりますので、もう少し前向きなご返答がいただきたかったんですけども、前向きに検討しておりますだけで、先ほどの答弁とほとんど変わらないような簡単な答弁をいただきましたので、私としましては、こういうこともありますので、ただ単に子供だけを運ぶのなら、お家のお母さんが運ぶとか御近所の方がまとめて何人か運ぶって、それでもいいじゃないかという、そんな簡単なもんじゃないんです。 子供の教育というのは、ほんと、私は天理市は差別をなくす教育、同和教育にものすごく熱心です。それはそれでとてもすばらしいことだと思って認めております。でもこうして山間の子供たちが授業時間が短くなったり、休み時間が不便であったり、そして後の帰りの時間も、連絡会の時間もないというような不自由な思いをしながら、子供ですから学校終わったら同じ校庭で四時半の下校時間まで遊びたいと。それをバスの子は早い時間にバスが来ますので、それに乗って飛んで帰らないかんと、そういう不便な思いをさせるのは、これは教育の、同和教育という観点からもちょっと考えていただきたいなと。同和教育というのは、皆さんが平等に教育を受けられるということじゃないかなと私は思うんですけれどね、平坦地の子供が一日に何時間受けているのに、山の子供だけが何分少ないとかいうようなことは、これはやっぱしおかしいと思うんですけどね。そこのところをもう一度、再度市長の御答弁と、そして教育長の御答弁をいただきたいと思いますけど。 ○議長(岡田徳義君) 市長。        〔市長 市原文雄君 登壇〕 ◎市長(市原文雄君) 加藤議員の福住小学校の子供の通学問題について再答弁をさしていただきたいと、こういうふうに思います。 議員御指摘の、いわゆる子供がですね、他の小学校の子供と差別なく放課後も遊びもして、そして楽しくはぐくまれるということについてはですね、これはもう御指摘のとおりであるというふうに思います。そのために通学の問題が解決しなければならんと。解決する方法はどういう方法がいいのかということで鋭意検討してますというのが先ほどの回答やったんですが、それでは前向きじゃないというふうに指摘されましたので、どういう手法でですね、この問題を解決するのかということを前向きに鋭意検討しですね、いま検討してるんですよ、本当に。検討してなかったらこういうことは言えないんです。前向きに鋭意検討中でございますので、したがいまして、検討結果につきましては、予算措置もこれは伴うと思いますので、対応していきたいというふうに思います。そういうことでスカッと御理解を賜りたいと思います。 ○議長(岡田徳義君) 教育長。        〔教育長 金澤 運君 登壇〕 ◎教育長(金澤運君) 先ほどお話ございました放課後の問題だとか、あるいは清掃の時間だとか、いろいろな校時表上の問題を知っておりますのでですね、先ほど市長の方からもお話ございましたように、本当に一生懸命考えさしていただいておりますので、より積極的に方向性を明確に、具体的に進めていきたいと、こう思っております。 ○議長(岡田徳義君) 以上をもって一般質問を終わります。--------------------------------------- ○議長(岡田徳義君) しばらく休憩いたします。               午前十一時三十八分 休憩               午前十一時四十五分 再開 ○議長(岡田徳義君) 休憩前に引き続き会議をいたします。 日程第二、議案第五十八号、天理市青少年補導センター条例の一部改正についてを議題といたします。 ただいま上程になりました議案については、去る六日の本会議において文教民生委員会に付託されておりますので、審査の経過並びに結果について委員長の報告を求めます。 文教民生委員長。        〔文教民生委員長 一番 吉井 猛君 登壇〕 ◆文教民生委員長(吉井猛君) 一番] 去る六日の本会議におきまして文教民生委員会に付託なりました議案第五十八号、天理市青少年補導センター条例の一部改正について、休会中の七日委員会を開催し、理事者並びに関係部課長の出席を求め審査いたしました経過並びに結果について報告いたします。 本案は従来の補導及び指導のほか、いじめや不登校等の教育相談活動の充実を図るため、所要の規定を定めると共に、字句等の整備を図るため、本条例を改正せんとするものであります。委員会といたしましては慎重審査の結果、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 議員各位におかれましてはよろしく御賛同くださいますようお願いいたします。 ○議長(岡田徳義君) ただいま委員長より報告せられたとおりであります。 質疑等ございませんか。---別に質疑がなければ、ただいま議題となっております本案を委員長の報告どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。        〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(岡田徳義君) 御異議がないと認めます。よって本案は原案どおり可決確定いたしました。--------------------------------------- ○議長(岡田徳義君) 日程第三、議案第五十一号、平成七年度天理市国民健康保険事業勘定特別会計補正予算(第二号)ほか議案第五十三号の二議案を一括議題といたします。 ただいま上程になりました議案については、去る六日の本会議において市民経済委員会に付託されておりますので、審査の経過並びに結果について委員長の報告を求めます。 市民経済委員長。        〔市民経済委員長 十五番 北田利光君 登壇〕 ◆市民経済委員長(北田利光君) 十五番] 去る六日の本会議におきまして、市民経済委員会に付託なりました議案第五十一号、平成七年度天理市国民健康保険事業勘定特別会計補正予算(第二号)ほか一議案について休会中の八日委員会を開催し、理事者並びに関係部課長の出席を求め審査いたしました経過並びに結果について報告いたします。 まず議案第五十一号、平成七年度天理市国民健康保険事業勘定特別会計補正予算(第二号)についてでありますが、今回の補正は歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ一千二百七十一万六千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ三十七億三千三百六十三万円に定めんとするものであります。その内容といたしましては歳出では国家公務員給与法の改正に準じた職員給与の改定と、保険給付費の増加により一般被保険者療養費と退職被保険者等高額療養費等の増額をするものであり、一方歳入につきましては療養給付費交付金及び繰越金等をもって収支の均衡を図ったものであります。 委員会といたしましては慎重審査の結果、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に議案第五十三号、平成七年度天理市立病院事業会計補正予算(第一号)についてでありますが、今回の補正は国家公務員給与法の改正に準じた職員給与の改定を行うため、職員給与費で一千二百二十三万七千円を増額する一方、材料費で同額を減額し、収支の均衡を図ったものであります。 委員会といたしましては理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で本委員会に付託なりました議案第五十一号、平成七年度天理市国民健康保険事業勘定特別会計補正予算(第二号)ほか一議案についての結果報告といたします。 議員各位におかれましてはよろしく御賛同くださいますようお願いいたします。 ○議長(岡田徳義君) ただいま委員長より報告せられたとおりであります。 質疑等ございませんか。---別に質疑がなければ、ただいま議題となっております二議案を委員長の報告どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。        〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(岡田徳義君) 御異議がないと認めます。よって本二議案は原案どおり可決確定いたしました。 議事の都合により副議長と交代いたします。 ○副議長(渡部文人君) しばらく議長と交代いたします。よろしくお願いいたします。--------------------------------------- ○副議長(渡部文人君) 日程第四、議案第五十二号、平成七年度天理市大和都市計画下水道事業特別会計補正予算(第二号)ほか議案第五十四号、議案第五十五号、議案第五十九号及び議案第六十号の五議案を一括議題といたします。 ただいま上程になりました議案については、去る六日の本会議において建設水道委員会に付託されておりますので、審査の経過並びに結果について委員長の報告を求めます。 建設水道委員長。        〔建設水道委員長 十六番 佐々岡典雅君 登壇〕 ◆建設水道委員長(佐々岡典雅君) 十六番] 去る六日の本会議におきまして、建設水道委員会に付託なりました議案第五十二号、平成七年度天理市大和都市計画下水道事業特別会計補正予算(第二号)ほか四議案について休会中の十一日委員会を開催し、理事者並びに関係部課長の出席を求め審査いたしました経過並びに結果について報告いたします。 まず議案第五十二号、平成七年度天理市大和都市計画下水道事業特別会計補正予算(第二号)についてでありますが、今回の補正は歳入歳出予算の増額に歳入歳出それぞれ一億八千二百四十万六千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ五十億八千二十万六千円に定めんとするものであります。 歳出の主な内容といたしましては、国の第二次補正による事業増に伴い、効率的な面的整備の促進を図るため、公共下水道事業費及び特定環境保全公共下水道費でそれぞれの管渠布設工事費並びに次年度以降の工事に要する測量、設計、土質調査委託料等を増額せんとするものであります。 一方これらに見合う財源といたしましては国庫補助金、諸収入、市債等をもって収支の均衡を図ろうとするものであります。 委員会といたしましては同事業は都市基盤の根幹をなすものであり、より積極的な推進方を要望し、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に議案第五十四号、平成七年度天理市水道事業会計補正予算(第一号)についてでありますが、今回の補正は収益的収入及び支出について、まず収入では委託工事費の減少に伴い受諾工事収益等で三千九十三万二千円を減額しようとするものであります。一方支出では受託工事費等において二千五百八十四万八千円を減額しようとするものであります。 又資本的収入及び支出についてでありますが、まず収入では配水管改良工事及び簡易水道事業における事業量の変更等に伴い四百八十六万一千円を減額し、一方支出では水道事業及び簡易水道事業における建設改良費とし六千百十万四千円を増額しようとするものであります。 委員会といたしましては慎重審査の結果、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に議案第五十五号、平成七年度天理市ガス事業会計補正予算(第一号)についてでありますが、今回の補正は県営住宅立替工事による簡易ガス販売量の減少等により収益的収入及び支出において一千百六十一万円を減額しようとするものであります。 委員会といたしましては慎重審査の結果、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に議案第五十九号、天理市道路線の認定、変更及び廃止についてでありますが、本案は十七路線の認定、三路線の変更及び二路線の廃止をするため、道路法の規定により議会の議決を求めんとするものであります。 委員会といたしましては現地調査を実施し、慎重審査をいたしたのであります。違法駐車等により通行に支障なきようその維持管理に努められるよう要望し、委員会といたしましては本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に議案第六十号、福祉ゾーン世代交流広場(Bゾーン)整備工事(第二期工事)請負契約についてでありますが、本案は福祉ゾーン世代交流広場整備工事について請負契約を締結するため議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定により議会の議決を求めんとするものであります。 委員会といたしましては慎重審査の結果、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で本委員会に付託なりました議案第五十二号、平成七年度天理市大和都市計画下水道事業特別会計補正予算(第二号)ほか四議案についての結果報告といたします。 議員各位におかれましてはよろしく御賛同くださいますようお願いいたします。 ○副議長(渡部文人君) ただいま委員長より報告せられたとおりであります。 質疑等ございませんか。---別に質疑がなければ、ただいま議題となっております五議案を委員長の報告どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。        〔「異議なし」の声あり〕 ○副議長(渡部文人君) 御異議がないと認めます。よって本五議案は原案どおり可決確定いたしました。 議長と交代いたします。--------------------------------------- ○議長(岡田徳義君) 日程第五、議案第五十号、平成七年度天理市一般会計補正予算(第四号)ほか議案第五十六号及び議案第五十七号の三議案を一括議題といたします。 ただいま上程になりました議案については、去る六日の本会議において総務財政委員会に付託されておりますので、審査の経過並びに結果について委員長の報告を求めます。 総務財政委員長。        〔総務財政委員長 七番 岩田國夫君 登壇〕 ◆総務財政委員長(岩田國夫君) 七番] 去る六日の本会議におきまして総務財政委員会に付託なりました議案第五十号、平成七年度天理市一般会計補正予算(第四号)ほか二議案について休会中の十二日委員会を開催し、理事者並びに関係部課長の出席を求め審査いたしました経過並びに結果について報告いたします。 まず議案第五十号、平成七年度天理市一般会計補正予算(第四号)についてでありますが、今回の補正は歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ三億一千六百十万一千円を追加し、歳入歳出予算の総額を二百二十億七千五百八万円に定めんとするものであり、又道路新設改良事業にかかる繰越明許費、公営住宅建設事業にかかる債務負担行為及び事業量の変更に伴い地方債の補正をせんとするものであります。 本案については各常任委員会の所管に属する予備審査を経ており、それぞれの要望、意見等も聴取しておりますので、それらを十分検討し、審査いたしましたのであります。 歳出の主な内容といたしましては街路事業費、公園事業費及び住宅建設費等の増額であります。 一方これらに見合う財源といたしましては国庫補助金及び市債等をもって収支の均衡を図ったものであります。 ごみ処理施設に係る煙突改修工事費を計上されているところでありますが、同工事費については当初予算にも計上されているところであり、その積算については十分精査し、的確に計上されるよう要望いたします。又同工事の施行にあたっては地域住民に対しその周知の徹底を図られ、協力を求めるとともに、事故等なきよう万全方を要望するものであります。 し尿の収集については計画通りの収集に努められ、遅延なきよう要望し、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に議案第五十六号、天理市認可地縁団体印鑑条例の制定についてでありますが、本案は地方自治法の一部改正による自治会、町内会等に法人格が付与された「地縁による団体」が創設されたことに伴い、認可地縁団体の印鑑登録及び証明に関し、必要な事項を定めるため、本条例を制定せんとするものであります。 委員会といたしましては慎重審査の結果、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 次に議案第五十七号、天理市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は国家公務員の給与法の改正に伴い、これに準拠して本市職員の給与改定を行うため、本条例を改正せんとするものであります。 委員会といたしましては慎重審査の結果、理事者の説明を了とし、本案を原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で本委員会に付託なりました議案第五十号、平成七年度天理市一般会計補正予算(第四号)ほか二議案についての結果報告といたします。 議員各位におかれましてはよろしく御賛同くださいますようお願いいたします。 ○議長(岡田徳義君) ただいま委員長より報告せられたとおりであります。 質疑等ございませんか。---別に質疑がなければ、ただいま議題となっております三議案を委員長の報告どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。        〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(岡田徳義君) 御異議がないと認めます。よって本三議案は原案どおり可決確定いたしました。--------------------------------------- ○議長(岡田徳義君) 日程第六、認定案第四号、平成六年度天理市一般会計決算認定についてほか認定案第五号から認定案第十号までの七認定案を一括議題といたします。 ただいま上程になりました認定案については、去る六日の本会議において決算特別委員会に付託されておりますので、審査の経過並びに結果について委員長の報告を求めます。 決算特別委員長。        〔決算特別委員長 七番 岩田國夫君 登壇〕 ◆決算特別委員長(岩田國夫君) 七番] 去る六日の本会議におきまして決算特別委員会に付託なりました認定案第四号、平成六年度天理市一般会計決算認定についてほか六認定案について休会中の十三日、委員会を開催し、理事者並びに関係部課長の出席を求め審査いたしました経過並びに結果について報告いたします。 まず認定案第四号、平成六年度天理市一般会計決算認定についてでありますが、歳入につきましては歳入決算額は二百二十一億六千八十五万五千七百四十円で、予算現額二百十九億二千三百十五万五千円に対する割合は百一・一%となっており、又調定額は二百二十八億七千五百九十一万九千八十八円で、これに対する歳入決算額の割合は九十六・九%となっております。 自主財源の根幹をなす市税についてでありますが、収入未済額が六億八千八百四十三万五千三百九十円となっており、その徴収方法等について検討を加えられるとともに、地方税法の定めるところにより、適切に執行され、その収納率の向上に努められるよう要望いたしておきます。住宅使用料の未収金についてもなお一層その徴収に努められるよう要望いたしておきます。歳計現金の運用については安全かつより効率的に運用されるよう要望するものであります。 次に歳出についてでありますが、予算現額二百十九億二千三百十五万五千円に対し、決算額は二百十二億一千百三十一万三千八百六十九円で、三億三千六百三十三万が翌年度へ繰り越しされ、差し引き三億七千五百五十一万一千百三十一円が当年度の不用額となっております。 歳出につきましても種々意見・要望が出されたのであります。特に民生費では近年の急激な高齢化に対応するためよりその諸施策の推進方を要望するものであります。 次に土木費では多額の予算を翌年度へ繰越されているところでありますが、国の景気浮揚対策に伴う追加補正等やむを得ない理由もあると思われるが、当該年度内完了に努力されるよう要望いたしておきます。 次に教育費では青少年国際交流海外派遣については国際化・情報化に伴い、不可欠であると思われるが、派遣先にも検討を加えられ、より実効を上げられるよう要望し、委員会といたしましては本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に認定案第五号、平成六年度天理市国民健康保険事業勘定特別会計決算認定についてでありますが、本事業の財源である保険料の徴収については関係職員の労も多いところでありますが、口座振替制度の導入についても検討され、収納率の向上により一層の努力をされるよう要望し、本委員会といたしましては慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に認定案第六号、平成六年度天理市老人保健特別会計決算認定についてでありますが、本委員会といたしましては慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に認定案第七号、平成六年度天理市大和都市計画下水道事業特別会計決算認定についてでありますが、本委員会といたしましては慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に認定案第八号、平成六年度天理市生活資金貸付金特別会計決算認定についてでありますが、本委員会といたしましては慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に認定案第九号、平成六年度天理市住宅新築資金等貸付金特別会計決算認定についてでありますが、本委員会といたしましては慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 次に認定案第十号、平成六年度天理市公共用地取得事業特別会計決算認定についてでありますが、本委員会といたしましては慎重審査の結果、本案を原案どおり認定すべきものと決しました。 以上で本委員会に付託なりました認定案第四号、平成六年度天理市一般会計決算認定についてほか六認定案についての結果報告といたします。 なお、各委員より出された意見・要望には十分留意され、業務執行並びに新年度の予算編成に当たられるよう要望いたしておきます。 議員各位におかれましてはよろしく御賛同くださいますようお願いいたします。 ○議長(岡田徳義君) ただいま委員長より報告せられたとおりであります。 質疑等ございませんか。---別に質疑がなければ、ただいま議題となっております七認定案を委員長の報告どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。        〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(岡田徳義君) 御異議がないと認めます。よって本七認定案は原案どおり認定することに決しました。--------------------------------------- ○議長(岡田徳義君) 日程第七、請願第二号、学童保育に関する請願書についてを議題といたします。 ただいま上程になりました請願については、去る六日の本会議において文教民生委員会に付託されておりますので、審査の経過並びに結果について委員長の報告を求めます。 文教民生委員長。        〔文教民生委員長 一番 吉井 猛君 登壇〕 ◆文教民生委員長(吉井猛君) 一番] 去る六日の本会議におきまして文教民生委員会に付託なりました請願第二号、学童保育に関する請願書について、休会中の七日委員会を開催し、審査いたしました経過並びに結果について報告いたします。 本請願の趣旨につきましては、六日の本会議において紹介議員より説明があったとおりであります。委員会といたしましては昭和五十三年学童保育所開所以来、今日までの経緯及びその運営状況等について担当部長より詳細にその説明を求めたのであります。又、議会においても学童保育所のあり方について種々議論をされてきたところであります。 今般の学童保育所の公立化等を内容とする本請願については、今日までの経緯、経過及び議会における議論を踏まえ慎重審査が必要との意見が出され、採決の結果、全会一致をもって閉会中の継続審査とすることに決した次第であります。 議員各位におかれましてはよろしく御賛同くださいますようお願いいたします。 ○議長(岡田徳義君) ただいま委員長より報告せられたとおりであります。 質疑等ございませんか。---別に質疑がなければ、ただいま議題となっております請願を委員長の報告どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。        〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(岡田徳義君) 御異議がないと認めます。よってさよう決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(岡田徳義君) お諮りいたします。 議会運営委員会は、会期の決定等、議会の運営に関する事項並びに議長の諮問に関する事項を調査するため閉会中も調査をお願いすることにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。        〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(岡田徳義君) 御異議がないと認めます。よってさよう決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(岡田徳義君) お諮りいたします。 本定例会の会期は、十二月二十一日までの十八日間と決定いたしておりましたが、提出議案を議了いたしましたので、本定例会はこれをもって閉会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。        〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(岡田徳義君) 御異議がないと認めます。 よってこれをもって本定例会を閉会いたします。 平成七年第四回天理市議会定例会の閉会に当たり一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位におかれましては、四日の開会以来、本日まで長期間にわたり多数の重要案件を終始熱心に御審議を賜るとともに、議会運営に御協力を賜り厚く御礼を申し上げます。 理事者各位におかれましては、これが執行に当たり各議員の意見・要望を十分尊重され、市政全般にわたり一層の向上を期されるよう希望するものであります。 最後に会期中における理事者各位の御協力に対し厚く御礼申し上げますとともに、本年も残り少なくなってまいりましたが、理事者並びに議員各位におかれましては健康にして希望に満ちたよき新年をお迎えくださるようお祈りいたしまして、閉会のごあいさつといたします。 市長よりごあいさつがあります。 市長。        〔市長 市原文雄君 登壇〕 ◎市長(市原文雄君) 閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 去る四日、平成七年第四回天理市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては本会議をはじめ常任委員会並びに決算特別委員会において終始熱心に御審議を賜り、厚く御礼を申し上げます。 提出いたしました案件は、すべて原案どおり御議決・御認定を賜りましたが、各案件の執行に当たりましては議員各位より賜りました御意見・御要望を十分尊重いたしまして市政発展のため努力する所存でございます。 今後とも一層の御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 なお、本年も残り少なくなりましたが、議員の皆様におかれましては、健康で希望に満ちた良き新年を迎えられますようお祈りいたしまして、簡単でございますが、閉会のあいさつといたします。ありがとうございました。                        午後零時十八分 閉会地方自治法第百二十三条第二項及び天理市議会会議規則第百十八条の規定により署名捺印する。       天理市議会議長   岡田徳義       天理市議会副議長  渡部文人       天理市議会議員   諸井英二       天理市議会議員   榎堀秀樹       天理市議会議員   川端清次...